2023年の選抜予想(+戦績まとめ)東京&神宮枠編
こんにちは。
選抜予想の続きになります。
21世紀枠については次記事になります。
東京(1~2枠)
◎東海大菅生(東京優勝)
▲二松学舎大附(東京準優勝)
△日大三(東京ベスト4)
東海大菅生の準決勝と決勝の2試合の内容をどう評するかによって意見が分かれるところだと思います。この2試合だけ切り取れば日大三>二松学舎になるのも理解できますが、準決勝までの試合内容はほぼ互角。更に二松学舎は選考にとって肝となる準決勝で帝京に序盤から優位を取る展開で快勝しています。この事から決勝の内容にマイナスがあったとしても二松学舎>日大三に収まると予想します。過去、ベスト4から東京2枠目となった事例だともう少し大差がついていたというのもありますね。
比較枠(関東/東京で1枠)
○横浜
▲二松学舎大附
△昌平
毎年激論が交わされている比較枠。先程、東京2枠目を二松学舎と予想しているのでそれを前提に予想していきます。まず関東6校目なのですが恐らく横浜で固いと思います。作新学院が5枠目濃厚なので、残された中だと山村学園はコールド負け+県3位なので脱落。昌平に関してはスーパーシードの初戦敗退はほぼ落とされているので同様に脱落かもしれません。しかし、横浜と比較した時に県順位で互角なのと地域性では有利という事もありあえて予想に残しています(甲子園未出場という点も含め)。
次に二松学舎サイドから比較枠を考えていくと、やはり決勝のスコアが重く響いてくるかと思います。継投で戦える強みはあるものの終始押される展開というのは投手力の評価を下げかねません。横浜も敗れた試合は健大高崎に5失点でしたが終盤まで同点だったので「敗れた試合でどう戦ったか」の差は大きいと感じます。
後、二松学舎の現世代には関係ない事かもしれませんが昨年も準優勝で選出され初戦で大敗したという点を選考委員がどう受け止めているか気になります。ましてやその前年に選抜を制した東海大相模との比較で選出したという経緯があるだけに、今回は関東でという考えに至ってもおかしくないと思います。ちなみにこれまで2年連続で東京準優勝or関東ベスト8の同一校が選出されたことはありません(比較枠導入後)。
しかし、横浜にも不利な要素が有り「関東地区は既に増枠を受けている」という点です。通常ですと関東は4枠→今回は増枠されて5枠→そこに比較枠が合わさると6枠となる訳ですが、選考の際に「枠配分のバランス」というのは意識される要素の一つになっています。つまり、東京1枠にしてまで関東6枠にするという為にはその点を上書きできるような相応の理由が必要になってくるのではないかという持論です。
以上のことを踏まえ総合的に考えると、横浜が比較枠を得る可能性の方がやや高いかな?ぐらいに思っています。
神宮枠(補欠序列)
候補1が当選なら候補2→候補3→候補4
神宮枠有力候補
北海道 ◎北海
関東 ◎横浜 △昌平
東海 ◎加藤学園
近畿 ○高田商 ▲履正社
中国 ○鳥取城北 ▲光
四国 ○高知 ▲鳴門
九州 ○西日本短大附 ▲明豊
地区別に説明していきます。
北海道…準優勝の北海で決まり。
東北/近畿/中国/四国…一般枠との組み合わせで両校とも選ばれる事が濃厚なのでどちらが神宮枠でも影響はない。
北信越…ベスト4の2校で福井商は福井3校目の選出を避ける為に除外。そうなると松商学園で確定する。
関東…ほぼ横浜だと思うが地域性で昌平となる可能性も0ではなさそうなので残し。
東京…個人的に東京2校目は二松学舎と思っているので日大三より上の立ち位置に。
東海…常葉菊川が確定してるので地域性がやや不安だが試合内容が良好な加藤学園で決まりか。ベスト8の三重勢が対抗馬としては微妙なのもある。
九州…「神宮枠として」一番揉めそうなのはこの地区かもしれない。沖縄尚学が神宮枠を持ってくる前提なので、直接戦って1点差の惜敗だった明豊。対して福岡1位+地域制で明豊より有利な西日本短大附。この2校は甲乙つけがたいが仮に明豊になると九州勢が8県5枠ながら長崎2大分2沖縄1というかなり偏った構成になってしまうので、ここは地域性が優位に働いて西日本短大附になると予想。
次回からは21世紀枠の予想をしていきます。